
8時半起床。
朝:ベーコンとほうれん草のスパゲッティーニ、ウーロン茶
昼:ぬき
夕:鶏肉と白菜の鍋、お漬け物、ごはん
午前、ちょっと気合いを入れて昨日のライヴについての日記を書く。くわしくは後半に。
パスタを作って食い、『land of music "the Rising"』のヒロシの日記を読む。
午後、サントラ。
▼M-28"home"。田舎の感じ。ちょっとニューエイジっぽいのか? リズムはオーケストラっぽいスネアのロール、大太鼓などの打楽器系を少しおおげさにテーマ部分に入れる。ガイド代わりのエレピは歪ませてそのまま使う。ああ、昨日の魚さんの影響が。バッキングは今回初めての白玉シンセパッド(あんまりパッド系は好きじゃないのだけれど)でベースとコード。メロはアナログシンセ系で弾く。ヴォイスを同じデータでテーマ部分のみユニゾン。そしてNくんから借りたマーチンのアコギを全編にさりげなく入れる。生音はとてもいいのだが、俺がヘタなのであんまりちゃんと鳴ってない。2回弾いて OK とする。本ちゃんのときはもっとちゃんと弾くべし。さあ、今月はあと一曲。一番の難関が残ったような。
以下、昨日のライヴの話。
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昨日の夜は渋谷で HEATWAVE のライヴ。前もって iTunes に作っておいた「演奏曲予想リスト」は5曲もはずれた。まさかデビューシングルをやるとは。
PA の調子なのか小屋の問題なのかはわからないが、客席で聴く音はあまりよくなかった。演奏のダイナミズムがほとんど感じられない。彼らの出音はあんなものではないはずだ。どうやらあの会場は他のアーティストでも音響がよくないことがあったらしいので、もしかしたら小屋のせいなのかもしれない。
それよりも気になったこと。ギターソロが長すぎる。ファンを自認する俺でさえ、唄はまだなのか? と長く感じた。ヒロシのギタープレイがすばらしいことは知っている。ギターをあんな風に鳴らすことの出来る男を俺は他に知らない。世界でも類を見ないトップクラスだと思う。でも俺は昨日、ヒロシの唄と HEATWAVE というバンドのご機嫌なグルーヴを聴きに行ったのだ。1〜2曲フィーチャーするのならいざ知らず、ほぼ全曲、唄と唄の間のギターソロのサイズはスタジオ盤の倍以上で、延々4回し以上の曲もあった。後奏(coda、outro)ならいざ知らず、いくら何でもあの間奏は長過ぎる。ああいうことはクラプトンにまかせておけばよい。あんなにいい曲を書き、いい唄を歌うのだから、ヒロシは今一度ギタリストであることを捨てたほうがいいと思う。体調でも悪いのか?
(追記:実際に悪かったそうだ、申し訳ない書き方をした)
それでも彼らのライヴはすばらしいものだったのだ。隣にいた M ちゃん(人妻:池畑さんとの共演歴有り)はきゃーきゃー言って喜んでいたし、会場で会った(ご近所じゃないほうの) N くん夫妻も終了後、いい顔をしていた。俺だってあんな"Still Burning"を聴いてしまえば涙腺ゆるゆるだっつーの。
そして俺は彼らのライヴを見て感じた事がある。僭越ながらそれを書く。
HEATWAVE は本当にすばらしいバンドだ。そして彼らは俺にとってとても遠い存在だと思っていた。越えるべきなのに届かない、そんな存在なんだと思っていた。でももしかしたら違うのではないか。俺たち THE VANILA はもしかしたらライバルになれるのではないか。「届く」のではないだろうか? 会場で一緒に見ていた女子たちにそのことを言ったら「え? いまさら何言ってんの?」みたいなことを言われた。もしかしたら精神的な射程圏内に入ったのではないだろうか? 本当に僭越というか不遜に思われるかもしれないが、本当に今初めてそう思っている。そしてそれは彼らのすばらしい音楽を聴いたからこそ、俺は素直にそう思えるようになれたのだ。仮にもしそれが錯覚だったとしても、そう思えなければ先に進めないではないか。ヒロシだってきっとそう言うだろう。
ロックンロールの先達たちはガキだった頃の俺に「自分にもできるかもしれない」という感覚と実感とほんの少しのうぬぼれをくれた。おかげでまだ生きている。音楽をやれている。感謝している。ヒロシもその先達の中の一人なのだ。俺の中で。ありがとう。ありがとう。
帰りに物販コーナーで DVD + CD + Book の 『land of music "the Rising"』を買った。商品と一緒に、ライヴ終了後メンバーに直接サインをしてもらえる、というイベント参加券を差し出されたのだが、断った。スタッフのかた、せっかくなのに申し訳ない。でも同業者からサインはもらわないし、俺が逆の立場なら一緒に酒を呑むことはあっても同業者にサインはしない。どこかのイベントで一緒になったらもちろん挨拶はする。礼儀はつくす。会ったらちゃんと「ヤマグチさん」と言うだろう。でも「下から入る」ことはしない。ヒロシが俺より先輩で三つも歳上であるのだとしても。あ、もうすぐ二つだ。

追記:昨日、会場でレコーディング・エンジニアの N くん(これまた別の...同じイニシャルの友人知人が多いな)に会った。彼とは何度か一緒にアルバムやサントラのレコーディングの仕事をしたことがある。ある夏などはほぼ毎日スタジオで一緒にメシを食っていたような時期もあった。なんでも彼はドラムの池畑さんのバンド、NO STARS INNOVATION のレコーディングに関わったとのことで、HEATWAVE のライヴを見に来たんだそうな。俺も彼とはなぜかライヴ会場でよく会う。彼は一緒に仕事をしたアーティストのライヴをちゃんと見に行くという今時珍しく義理堅い青年なのだ。さすが渋谷生まれの渋谷育ち。